化学者が美肌コスメを選んだら・・・――じつは10秒で見抜けます

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  • 三五館 (2016年2月20日発売)
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保湿剤をいくら塗っても身体中がかゆい!保湿剤って本当にいるの?
と思っているときに出会った一冊。化学者の視点から、化粧品、シャンプー、日焼け止めなど毎日使う物の成分表示を分析している。私は化粧品でかぶれることが多く、新しい化粧品を使うことに躊躇することが多かったが、どの成分が自分に合ってないのか、刺激の強い成分はどれかなどを知ることで対策できる部分もあると感じた。同じような成分で出来ていても高級ブランドのものでは200倍の価格になっているものもある、化粧水と美容液には厳密な違いがなくメーカー側の判断で決まっている、など衝撃的なこともあった。化粧品は見た目やイメージも大事だけど、成分もしっかり分かった上で選択していきたい。
化学者で化粧品を分析している人はとても少ないとのこと。著者は自身がアトピー性皮膚炎で苦しんだ経験からこのような視点を持ったとのことだが、自分が持っている知識を全く違う分野にあてはめてみると新しい視点が生まれる可能性があることを感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年9月12日
読了日 : 2017年9月12日
本棚登録日 : 2017年9月12日

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