昭和23年、米軍占領下の日本で起きた毒物による大量殺人事件。当初の警察捜査は毒物の専門知識を持つ軍関係者に向けられていたが、結局、逮捕されたのは毒物とも軍ともかけ離れた画家、平沢。
医学的知識のない市井の画家がこんな大胆な事件を実行できるのか。背後にGHQの陰謀を感じた松本清張は、架空の新聞記者に事件を推理させる小説スタイルで事件の真相に迫ろうとした。
小説?
ノンフィクション?
大作家の自己満足?
と、いろんな読み方ができる作品。
帝銀事件について、本当に松本清張の意見を知りたければ、「黒い霧」をどうぞ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
古典的名作
- 感想投稿日 : 2010年6月4日
- 読了日 : 2010年6月4日
- 本棚登録日 : 2010年6月4日
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