世界中の未知、未踏のものを知りたい、見てみたい。そんな純粋な気持ちで洞窟にのめり込んでしまった「洞窟ばか」の自伝。
まずは本書を開いて最初のカラーページに圧倒される。著者が探検した数々の洞窟写真。その広大な風景にぽつんと著者が1人写っている。広大な場所を独り占めしている支配者のようだ。この光景を見ると洞窟に見せられてしまった著者の心情はわからなくもない。
自伝は著者のヤンチャな青春時代にはじまり、洞窟にハマったきっかけの紹介。そして、多くの洞窟仲間に支えられ、ついには洞窟探検を社会的な組織として運営するまでになった。
どんな分野でも「ばか」と言われるほど極めることができるものに出会えた人は幸せだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新感覚
- 感想投稿日 : 2017年11月21日
- 読了日 : 2017年11月21日
- 本棚登録日 : 2017年11月21日
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