三国志 05 臣道の巻

著者 :
  • 2013年10月22日発売
4.21
  • (15)
  • (22)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 163
感想 : 14
5

呂布、袁術が消え、群雄がしぼられる中、存在感が高まる曹操。皇室をバックにした彼の権力は揺るがず、もはや中国一強の時代。しかし、強くなりすぎた曹操に対して、皇帝は密かに反曹操連盟を作るが、あっさりと露見する。

計画に参加していた劉備はそそくさと曹操の元を離れる。これで善の弱き劉備対悪の権力者、曹操という誰もが知る三国志の世界へ突入。

対照的な2人の違いをさらに際立たせるのが、運悪く劉備の元を離れ、曹操に下ってしまった劉備の義兄弟関羽の存在。曹操のしつこい引き抜き勧誘に動じることなく、想いは主君劉備の元へ帰還することだけ。これぞ忠義。・・・なんだけど、気に入らない輩を次々と殺しまくった曹操なのに、なぜ関羽だけ特別扱いなのかが、イマイチ腑に落ちない。

で、その関羽、対袁紹戦での大暴れを置き土産に曹操の元を去り、劉備のところへ向かう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史モノ
感想投稿日 : 2016年8月23日
読了日 : 2016年8月23日
本棚登録日 : 2016年8月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする