最底辺とは何なのか、何処なのか、誰が堕ちるのか。全くの他人事だと思っていた話が実はすぐ側にあったんだな、と知った。
ひたすらホームレス達の背景や環境を追う内容なので、もちろん救いはない。彼らが頭の足りない馬鹿だとも思うし、不運が重なって哀れな境遇だと同情もする。
未来の明るい若人だと信じてた自分にはあまりにも鬱な本だった。
地に足つかない夢見がちな人は見るべきではない。ドリーマーにとっては地面に沈み込むほどの暗い未来像で、紙一枚で隔てた世界だろうから。
読書状況:読み終わった
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読み切った本(面白かった本)
- 感想投稿日 : 2014年2月20日
- 読了日 : 2014年2月19日
- 本棚登録日 : 2014年2月19日
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