些細なことを覚えていたりする。小指をぶつけるように思い出したりする。すっかり忘れてしまって逆さまにしたって出てこないこともある。積もり積もってわたしがここにいる。まだなんでもなかった女の子の、なんでもない日々の記憶。文中の太い字はとてもおとなで、挿まれたこどもの絵とのあいだでゆらゆらただよった。
読書状況:読み終わった
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随筆
- 感想投稿日 : 2012年2月7日
- 読了日 : 2012年2月6日
- 本棚登録日 : 2012年2月6日
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