- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003362280
感想・レビュー・書評
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本当に、良いことも悪いこと隠したいことも告白していると思えた、類を見ない本でした。偉大で厳粛な試みだと思います。
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原書名:Les Confessions
著者:ジャン=ジャック・ルソー(Rousseau, Jean-Jacques, 1712-1778、スイス・ジュネーヴ、哲学)
訳者:桑原武夫(1904-1988、敦賀市、フランス文学) -
「わたしはかつて例のなかった、そして今後も模倣するものはないと思う、仕事をくわだてる。自分とおなじ人間仲間に、ひとりの人間をその自然のままの真実において見せてやりたい。そして、その人間というのは、わたしである」。近代的自伝の傑作とされるルソー『告白』の第一部、青年期の邦訳。生まれからヴァランス夫人との邂逅と別離が描かれる。おそらく哲学者の中でも際立った奇行癖の持ち主がどのように誕生したのかを物語るテキストとしても読めるし、幼少時代の読書が後の共和主義的政治理論の形成の土台になっていることを確認できるテキストとしても読めるし、とにかく様々な読み方ができる、そして読者を飽きさせない本である。
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これは面白い。自らのマゾキスティックな側面や、被害的に受け取る傾向をかざらずに書いているところが、すばらしい。しかも、このような仕事をそれまでの人は誰もしたことがなかったわけだから、ルソーの革命性がよくわかる。
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2010.11.21
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授業で扱った本。
ルソー=変態というイメージしか残ってないですすみません。
でもきっと、変態だからこそ人と違うことをして
世の中に影響を与えたんだと、思い、ます(フォローのつもり) -
買って傍においておきたい本。
ルソーも人間なんだなぁって思う。
病気がちな人には読書家が多いなぁって思う。
そして死を意識するからこそ、色々なことを日々一生懸命頑張り、考えるのかなぁって思う。 -
2009.9.25-28.