やっぱりフォーチュンクエストは面白い!
フォーチュンクエストの第一巻が発売されたのは1989年(角川スニーカー文庫)だったんだ。私が2、3歳の頃だよ。その後、電撃文庫(2002年)で再刊して、もう一度ポプラポケット文庫(2007年)で再刊して、さらに2009年にポプラ社からハードカバー版が出版された。
ゲームの冒険者は、次から次へと夢のような冒険をするし、モンスターを倒せばお金やアイテムを落としてくれるから生活に困らないし、何より冒険の目的が向こうからやってくる。
現実はそうはいかない。
これは、それぞれの事情で冒険者になった、ならざるを得なかったヒヨッコ冒険者達のパーティが、主に金欠と戦いながら楽しくやっているお話。
冒険者制度とか、ケッコー通販とか、モンスターポケットミニ図鑑だとか、世界観の作り込みが凄いんだよね。料亭のメニューは、絵だけ見ると普通のパスタとかなのに、料理の説明を読むとどう見ても下手物料理(笑)。でもちょっと食べてみたいかも。文章も上手いし。読む端からすらすら理解できる素晴らしい文章だ。
どうやらポプラ文庫版は電撃文庫版を加筆修正してあるらしい。電撃文庫版には外伝小説も載っているそうだから、ポプラ文庫版を読み終えたら電撃文庫版を読もう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2011年11月15日
- 読了日 : 2011年11月17日
- 本棚登録日 : 2011年11月15日
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