【9月の恒川光太郎】◆『夜市』『雷の季節…』に続き恒川本3冊目(絵本除く)。前2冊とは読後感が少し変わり、ちょっとめんくらいました。ここで描かれているのは「対決」ではないのですね。異界に通ずる地「美奥」はただ在って。そこに在るか出るかは主人公の意志に委ねられている。清濁併せ持つ混沌の異世界。◆ドライな女子高生ものの「屋根猩猩」はいつになくコミカルな展開で面白かったです。◆5篇相互の関係も気になるので、早めに再読予定。【10月の恒川光太郎】は文庫化されたばかりの『竜が最後に帰る場所』を楽しみたいと思います♪【2013/09/30】
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
一般書
- 感想投稿日 : 2013年9月30日
- 読了日 : 2013年9月30日
- 本棚登録日 : 2013年9月6日
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