本を読む人が一度は考えたことがある読書に関わる疑問を一気に解決してくれる本。電子書籍の向き合い方や、読書を習慣にして、続ける具体的な方法、著者に会うメリットまで示している。読書についてこれまで、包括的な説明を与えている本は他にはないと思う。
私は大学院生で本を読む機会が多かったが、大学生活で試行錯誤してきた読書のノウハウが著者と同じときは勇気付けられた。
また著者は読書が人格に与える影響まで考察し、教育に携わるものとしてこの本を読んで個人的に得をした。
ちょっと思ったこと
学校で広く行われる朝読書で生徒が集中して読まない、どうすればよいかという相談は珍しい問題ではないが、その一つの原因として、共同で行うアウトプットする機会がないからだと思う。アウトプット作業といっても長期休暇後に行われる読書感想文ぐらいは、それは個人で読み、個人でまとめる、生徒によっては苦しい作業。生徒それぞれが読んだ内容を共有する機会はほぼない。月に一回自分が読んだ内容を発表する機会があってもよいのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年2月19日
- 読了日 : 2015年2月19日
- 本棚登録日 : 2015年2月19日
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