『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』(千田琢哉)で文章力の参考になる図書としてあがっていたので読んでみました。
自己啓発本で有名な中谷さん、コピーライターだけあって短めの文章でもキャッチー。
文章を読んでいると、昼ドラや恋愛映画のワンシーンの映像が浮かんで来ます。文章にも関わらずテレビ的な演出や匂いが感じられる、と言えば良いのでしょうか。実際の恋愛風景が浮かんで来るのではなく、その風景をドラマ化したテレビや芝居の映像が浮かんで来る感覚。浮気、不倫がテーマの作品が多いことも週刊誌やワイドショー的な印象につながっているのかもしれません。
読みやすい短編ばかりなので、あっという間に読み終えることができます。たしかに文章はすっきり明快。中谷さんが小説を書くとこうなるのか、という意味でも面白い本でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年4月27日
- 読了日 : 2012年4月27日
- 本棚登録日 : 2012年4月24日
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