1980年3月3日に行われた、約10時間に及ぶ対談をほぼそのまままとめた本。対談途中で、松岡正剛が招待されていたイタリア大使館パーティに行くと切り出し、タモリも誘って出かけるくだりで、「招かれざる客」にもかかわらずタモリがイグアナやでたらめイタリア語でのイタリア映画のモノマネをして大喝采を浴びるところまでまんま収録してあるという、なんというか、ライブカメラのような一冊。こういう本がさくっと作れた時代はなんというか、ちょっと羨ましい。その構成だけでなく、コトバへの想いや考えも含めて、限りなく自由を感じる一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
対談・座談
- 感想投稿日 : 2010年8月9日
- 読了日 : 2010年8月9日
- 本棚登録日 : 2010年8月7日
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