「ドブ漁りを自覚する者は、懸命に聞こえのいい名目を探し、自らの行為を正当化しようと血眼になる」
どの国家も個人も同じか。
違うのはチカラをもつものと持たないものの差、そこは戦場でも平和な日常でも立場が違っても変わらなく立ちはだかる。
それでも、それぞれのしっかりとした自らのアイデンティティというものはそれだけでは縛られない強さをもつ。
それは日系アメリカ人として受けた日本やアメリカからの不当な扱いに対する感情を保つものであったのではないかと思う。
最後のシーンは物語であるが、ジロー、ヘンリー、マットという日系アメリカ人を通してそのことを強烈に表していていろいろなことを考えさせられる、そして物語のエンディングとしてすごくよかった。
星六つ
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- 感想投稿日 : 2014年6月27日
- 読了日 : 2014年6月27日
- 本棚登録日 : 2014年6月13日
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