東京裁判から60年。本来なら歴史の領域に入っていかなければならないのだが、法務省の地下に眠っているとされてきた裁判の検察側、弁護側の証拠文書が平成11年に国立公文書館に実は移されていた。
そして、国立公文書館が平成18年12月からその一部の整理を終えたことを明らかにし、それが徐々に公開されてきている。
著者は、激動を生きた世代の責務として、昭和前期からの軍人、政治家などの行動を分析し、どのようなプロセスで無謀な戦争へと突き進んでしまったのか。
東京裁判の記録、当事者などの証言を元に、詳細に分析したものである。
この裁判が問うていることの真の意味を日本社会は今後に生かしていかなければならない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2009年12月21日
- 読了日 : 2009年12月11日
- 本棚登録日 : 2009年12月11日
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