失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ--「漢字」がすべてを語りだす! (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社 (2014年12月12日発売)
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感想 : 11
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小説としては面白かったと思います。史実がちりばめられていますので、裏付けのあるものとして読めるかと思います。ただ、漢字の謎解きはちょっと・・・という部分が。場所によっては古い字体をもちだして話をしているのに、別の場所では今の字体を中心に話をしていたり。白川静さんの字統とも違った解釈でした。
説文解字もたしかに、こじつけ的部分はあるかもしれませんが、それなら小説字体の文字の謎解きもこじつけといったも同然に・・・。このあたりからちょっと飛ばし読み気味になりまたが、全体としては面白く読めたかなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(ミステリー)
感想投稿日 : 2015年6月3日
読了日 : 2015年6月3日
本棚登録日 : 2015年6月3日

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