膚(はだえ)の下

著者 :
  • 早川書房 (2004年4月23日発売)
4.14
  • (44)
  • (9)
  • (29)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 201
感想 : 27
4

火星三部作の3作目。作中の年代としては最初。
2段組みで684ページもある。3冊を同時に図書館で借りると、ちょっとビビる。

人とは何か。人とそれ以外はどう区別をつけるのか。有機体で生命を作った場合、人とどう異なるのかとか。教育とは何かとか。

機械人ほぼ無双。「ほぼ」だから完ぺきではない。主体となる意識は集合的意識だから「個」を理解できない。理解するにはどうするかも触れられる。

一歩推し進めて、集合的意識が分裂したらどうなるかをネタにしているのがアン・レッキーの叛逆航路からなる3部作。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月6日
読了日 : 2017年11月6日
本棚登録日 : 2017年11月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする