時間切れで途中断念。病院の待ち時間においてあった本を読んだ。最初の2編ほどしか読めなかったが病院にこんな死の臭いのする本がおいてあることにちょっと戸惑う。刺繍する少女母の入院したホスピスで昔知り合った少女と出会う。彼女は相変わらず刺繍していた。母との最後の時間が終わったとき彼女も姿を消す。残ったのは彼女が刺繍したベッドカバー。死と濃密になったとき現れる少女。森の奥で燃える火正確な題名は覚えていない。そこは時間のない世界。そこで燃える火はみな青い。ただずっと森の奥で燃えている火だけは赤く、時間を失う理由を知る青年。彼は愛する彼女の時間を奪う。どちらも「静謐な時間」というものが感じられ、あちらの世界とこちらの世界の教会がぼうっとするような感じがある。改めて今度借りてこよう。
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カテゴリ:
途中断念
- 感想投稿日 : 2008年4月5日
- 本棚登録日 : 2008年4月5日
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