2007年、映画館で観ました。
お料理が好きということと、予告編に何か惹かれるものがありまして。
もうね、ワタクシ、泣きっぱなし!
( TДT)←こんな感じではないけれど、
(´;ω;`)←こんな感じで ジワジワポロリで はじめから終わりまでって感じ。
ニックが作ったパスタを、ゾーイがおいしそうに食べてるシーンでも泣けたw
涙腺緩みっぱなしでした。
ものすごく大切なものを教えてくれて、心を温めてくれる素敵な映画だったな。
あ~、ティラミス食べたくなった!日本で昔、ティラミスブームってあったけど、おいしいものにブームなんて関係ないよね^^
私は今でもドルチェにティラミスがあったらオーダーしちゃう。
それにティラミスの語源がまた素敵♡
tira・mi・su・・・tira〈引っぱる〉mi〈私を〉su〈上に〉
意訳すると「私を元気づけて」とか「私を天国に連れてって(私をハイにして)」という意味なんだって。
元気ないときにこそ是非食べたいスイーツ。
ゾーイのファッションがものすごくかわいかった!
ニックのシューズはクロックスのビタミンカラー。やっぱコックさんも愛用してるんだね。
私は普段履きに愛用してます。
しかし、ニックのあのズボンは・・・w
サントラもいいです。あの有名な曲です・・・・:*:・(*-ω人)。・:*:・ウットリ
以下、ネタバレ。
まずは、母目線で。
娘を残して死ねないなと思いました。
娘とゾーイを重ねてしまって悲しくてたまらなくなりました。
でも、次第にHAPPYは気持ちになったけど。
ケイト、かっこよかったな。
いつでも糊の利いたシャツみたいにピシッとしてて、隙がなくて・・・。
でも、本当にあんな人がいたら憧れるけど、パーフェクトすぎて近寄りがたいかな。
ゾーイに初めて作った料理。
あの料理を見て、ケイトにとっての料理のあり方が分かりました。
食べてくれる人を喜ばせたいっていうより、自分の料理を食べて喜んでほしいという思いが強いんだ。
前者は、相手を思って作ることの喜び<相手を思いやってる>
後者は、自己表現をしそれを認めてもらうことの喜び<自分を押し付けてる>ケイトは間違いなく、後者。
だから、お客さんが「レアだ!」と言ったら、私の料理は完璧!って食って掛かるわけ。
前者も後者も料理を愛する気持ちは一緒だけど、全く違う。
その点、ニックはケイトが足りないものを持ってる。
周囲をリラックスさせたり、ゾーイの望むものが分かったり。
完全武装のケイトもニックと絡めば、ドジったり、隙だらけになってかわいくなったし。
ニックが作ったパスタをゾーイがおいしそうに食べたときは嬉しかったな。
ニックはうまいね。「食べなさい」とは一切言わない。
まずはバジルの葉を嗅がせ、興味を持ってもらう。
そして自分がとてもおいしそうに食べる。
で、パスタ皿をさりげなく渡す。
お見事!
ニックとゾーイがプロデュースしたサファリをイメージした食事も素敵だったな。食器とかテーブルとかそんなスタイルは抜きにして、床に料理を並べ、蝋燭の炎の中でワイルドにいただく。
料理は、その味を味わうだけがごちそうじゃない。
一緒に食べてくれる人がいること、食べるシチュエーション、五感で感じるもの全てがごちそうになる。
ケイトは、幼少時の生活環境から、その喜びを知らなかったのかもしれない。
このサファリナイトで、大切なものが見つかったはず。
と思ったら、ニックにシェフの座を奪われてしまうという不安から、いつものケイトに逆戻り。
でもその気持ち、分かるような気がする。
自分の居場所を奪われて、裏切られたって思う気持ちも。
自分が敷いたレールから外れる勇気。
ルールを破る勇気。
ケイトは勇気を出します。サフランソースを持って。
つか、ニックって心理作戦うますぎ~!
そのテクニックはすごいよ。(*´ノД`)コソッ
しかし、サフランソースの隠し味のあの葉はなんだろう。
パンフレットに載ってるレシピには載ってなかったぞ。
気になる・・・
主演の皆さんの演技もとてもすばらしい!(子役がこれまたすごい)
実際に、この映画のために料理人として修行したらしいです。
あの「技」も堺正章のとこで修行したのでしょうか?(´゚艸゚)∴ブッ
とにかく、ラストがとても微笑ましくて、幸せになれました。
- 感想投稿日 : 2010年11月16日
- 読了日 : 2007年10月2日
- 本棚登録日 : 2010年11月16日
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