元SPの冬木安奈。成り行きでチェスの世界王者アンディの護衛を依頼される。変わり者のキング、アンディを狙う敵は誰だ?
物語はアンディがチェスを始めた頃、安奈のSP時代、そして現在が交差しながら進み、否応なしに引き込まれる。ゲームが動き過去と現在が繋がった時、敵の正体が見えて来る。
チェスを全く知らない私でもグイグイ引き込まれ、驚きの中で読了出来たのは流石。仕掛けがなくても、安奈の過去話や元上司との絡み、面白かったです。天才チェスプレイヤーの天才が故の苦悩。己の全てを賭けられるほど魅了されるものがある事は、幸せと同等の孤独や葛藤があるんだね。凡人の私には難しいですが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2017年6月17日
- 読了日 : 2017年5月28日
- 本棚登録日 : 2017年6月17日
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