「鉄の女である前に、一人の主婦だったんじゃないか」と観終って思った。サッチャーが初めて出馬しようとしていたシーンが印象に残った。家計を管理するものとして、もっと消費者の立場にたった政治ができないものかというのが政治家になる大きな動機だったのではないか。一国の首相になるまでに、あるいはなってからも圧倒的な支持がある反面、これでもかと扱き下ろす世論、彼女の掲げる政策に賛同しない政治家…など紆余曲折がある。どんなときでも彼女を支えようとする家族の姿、もう既に亡くなった夫がそれぞれのシーンでサッチャーに語りかけるシーンに胸が打たれる思いだった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2013年6月5日
- 読了日 : 2013年6月5日
- 本棚登録日 : 2013年6月5日
みんなの感想をみる