草祭 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年4月26日発売)
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本棚登録 : 1439
感想 : 148
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恒川光太郎連読み六冊目。そして、現時点での文庫化作品オーラス。かつ、恒川光太郎連読み、自分の中での一区切り。
「美しい山奥」美奥という町を舞台にした連作短編集。
表紙の装丁(読後に見返すと、また、グっとくる)が角川ホラー文庫とは随分違うと思っていたら、中身も。特に中高生が主人公の『けものはら』『屋根猩猩』『天化の宿』では、こんな書き方もするんだ…、と思わされた。
恒川光太郎初心者は、ココが入口っていうのもアリだと思える。逆にゾクっとする感じは控え目。
個人的好みは『朝の朧町』『屋根猩猩』(この二つの順は微妙)『くさのゆめがたり』『けものはら』『天化の宿』の順かな?!
ただし、連作短編なので、順を追って読んでいただかないと……。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月2日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年3月26日

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