白いしるし

著者 :
  • 新潮社 (2010年12月1日発売)
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本棚登録 : 1518
感想 : 271
5

失恋小説。

恋愛において、どんなに綺麗で、キラキラした瞬間があっても、終焉は暗く、醜い。
終焉までも地獄だし、終焉の予感も、終焉の瞬間も地獄。
みたいな塚本さんの発言がぐっさり。

主人公も瀬田も間島くんも塚本さんも
みんな疲弊するところの多いような恋愛をしていて。
でもこの想いが、報われなくても、救われるといいなと。

今の私には完璧な本でした。逆に。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 女性作家alive(日本)
感想投稿日 : 2011年10月18日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年10月12日

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