硝子の太陽N - ノワール

著者 :
  • 中央公論新社 (2016年5月11日発売)
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感想 : 143
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<ジウ>サーガ×姫川玲子 二大人気シリーズが、衝撃のコラボレーション!

沖縄での、市民活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが激化している最中、
新宿署の東弘樹警部補は、公安の先走りで逮捕した「左翼の親玉」を何故か取り調べる事に。
その直後、異様な覆面集団によるフリーライターの滅多刺し事件が起こる。
被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。
メンバーだったから殺されたのか…それとも全く関係のない個人的な理由で殺されたのか…?

ジウと姫川との2冊同時刊行。
どちらを先に読めば良いのかわからなかったのでジウ…歌舞伎町セブンと東サイドの
お話Noir(ノアール)を先に読みました。
あーーっ、読んでは直ぐに忘れてしまう私…(・_・、)(_・、 )(・、 ) グスン
ジウを殆ど覚えて居なかったので、最初は少し戸惑いましたが、すぐにこれを読むだけで、
とっても良く理解できたし、すっごく楽しめました。

こちらは沖縄の米軍基地問題や日米安保条約や日米地位協定の闇が描かれています。
社会問題を問題提起した社会派犯罪サスペンスかな。
そして、セブンのメンバーの殺人事件から現官房副長官の娘の誘拐事件。
様々な事件が交錯しながら展開していく。
姫川さんはチラッと登場し東刑事と会話するなんて~
凄く丁寧に一字一句読みました(笑)
ガンテツは相変わらずのガンテツで登場した~スッゴク嫌な奴だったよ(*`Д´*)
刑事である東とセブンの陣内が微妙な距離を保ちながらも互いを信頼し、
協力しながら犯人を追い詰めていく、展開が楽しかった。
東とガンテツにあんな因縁があったなんて…。
そして沖縄の普天間基地の転売で登場した花城。
戸籍上は存在するが、整形してなりすましている疑惑がプンプン。
新世界秩序(NWO)との関係など続編を期待させる終わり方だったので、
次回作もとっても楽しみです。
その前に姫川玲子さん主役のRouge(ルージュ)読むのがとっても楽しみです(*´˘`*)♡

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サスペンスミステリー
感想投稿日 : 2016年10月31日
読了日 : 2016年10月31日
本棚登録日 : 2016年10月26日

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