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地獄まで持っていきたい本やゲームなど。バカだから「★1個」か「★5個」しかないです。
レビュー by phondaさん
円城塔の作品は、読む者を、言葉の盲信から解き放ってくれる。
「分かる」という不確かな現象について、それが単なる思い上がりかもしれないことをユーモラスに提示し、崩壊させる。それはときに爆笑を伴う。
難解だと言って腹を立てる人の気持ちも分からなくはないが、それはまず作品にではなく、自身の「読む」という行為に矛先を向けてみるべきか。
なぜなら、丸や三角や四角が、すべて異なる形状であるという公理に基づいたリアリティは、思っているほど、もう公理ではないからである。
作中の言葉を借りるなら、「なにごとにも適した時と場所と方法があるはずであり、どこでも通用するものなどは結局中途半端な紛い物であるにすぎない」ということ。
今作はQRコードを読み取るカメラの気持ちが少し分かるような、美しく謎めいた話だった。
大変面白かったが、分かったかと聞かれれば、僕は半分も分からなかった。
そして、それでいいのだと思う。
登録日 : 2012年01月30日 10:50:30


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