西行 (岩波新書 新赤版 277)

著者 :
  • 岩波書店 (1993年4月20日発売)
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感想 : 9
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兎に角「西行」という人物は分からない。今から800年も前の人物だから、なおさら想像しにくいのかもしれない。芭蕉なら何となくイメージ出来るのだが・・・(これも実体とは違って、自分本位のイメージですが)

政治とも関わらず、和歌の本流からも外れ、だけど時の天皇や上皇、最大の権力者の平清盛とも近く、更には源頼朝ともサシで話をする。また全国各地に西行伝説があり、歴史に名を留めている。
西行から500年後の芭蕉は、西行を理想として「おくのほそ道」に旅立った。一介の歌人が何故こうまで、後世に影響を与えているのかが分からず、この本を手にした次第ですが、やはり「西行」のイメージは湧いてきませんでした。
この5月から「西行」の勉強会が始まったので、じっくりと時間をかけて私なりの「西行」のイメージを作って行くつもりです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年5月30日
読了日 : 2014年5月30日
本棚登録日 : 2014年5月28日

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