喜劇的な要素をふんだんに含み、現実的なストーリーで、一見カフカっぽくない作品でした。
しかし、無経験な十六歳の少年が、異国の地アメリカで戸惑い、つまづきながらも必死で生活を確立させようとする姿は、現代の混沌とした社会で自身を確立しなければならない私たちの苦悩と共鳴します。
学生時代にこの作品を読むと、さらに深く感銘を受けることができたかもしれません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2011*9〜
- 感想投稿日 : 2011年9月23日
- 読了日 : 2011年9月23日
- 本棚登録日 : 2011年9月23日
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