猫ののんたはお兄ちゃんになった。
弟たちが産まれると、今までみたいにお母さんに甘えられない。
お母さんが出掛けるので、弟たちの面倒を見てと言われてしまう。
そうだ、外に遊びに行って弟たちを捨ててきてしまえばいいんだ、と思う。
おおかみのところへ行って弟たちをあげようとするとおおかみは喜んで食べようとする。
食べられちゃうのは流石にかわいそうなので、急いで逃げる。
川を渡るときも、弟たちが落ちたらかわいそうなので、ちゃんと見守る。
木の上に登って隠れてしまうとすると、弟たちもついて来て登れないと騒ぐので、あげてあげる。
そのすきに弟たちを置いて逃げようとする。
けれど、おにいちゃんと呼ぶ声がする。
そうか、僕はおにいちゃんだったのか、と気づくのんた。
弟たちと一緒に家に帰るとお母さんもすっかりおにいちゃんらしくなったのんたうを褒めるのだった。
お兄ちゃんは大変。
弟たちを捨ててくるという発想が子供ならではで怖い。
のんた、と言う名前はのんたんみたい、と思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014/06
- 感想投稿日 : 2014年6月21日
- 読了日 : 2014年6月21日
- 本棚登録日 : 2014年6月21日
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