ルラルさんは土曜日には料理をする。
何年も料理教室に通ったり、料理の本も持っているのでお手本通りに作れる腕前。
そこで庭の友達たちにごちそうすることに。
昼間に材料を買いに行くルラルさん。
ごちそうは夕食なのに待ちきれなくなった動物たちがやってきて、あろうことか材料をそのまま食べてしまう。
1匹が食べるとみんなそれに続いて台所はてんやわんや。
更にマヨネーズをかけたり、ドレッシングをかけたりと勝手に味付けする始末。
怒ったルラルさんは自分もこしょうを振りまいて材料のまま食べるのだった。
動物たちはルラルさんも加わったことで大喜び。
みんなで全部の材料を食べつくしてしまう。
食べているうちにルラルさんの怒りも収まって、何を食べるかではなく、誰と食べるかが大切なのだと気づくのだった。
みんなはおいしかった、ありがとう、と帰ってゆく。
みんなが帰ったあと、ルラルさんはデザートと紅茶を飲み忘れていることに気付き、一人で静かに過ごすのだった。
高級そうな食材なのにもったいない、とは思うものの。
みんなで楽しんで食べるのはいいこと。
動物たちがお腹いっぱいで寝転がっているページはかわいかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2013/01
- 感想投稿日 : 2013年1月26日
- 読了日 : 2013年1月26日
- 本棚登録日 : 2013年1月26日
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