一人ぼっちのうさぎがいた。
うさぎは友達が欲しくなり、物知りのフクロウに聞いてると、イースターにはうさぎがたくさんいると言われる。
フクロウはイースターというのだから東の方に行けばうさぎがたくさんいるのでは、と教えてくれる。
暑い夏の池、野原、夕立。
秋の紅葉した木、リンゴの木。
寒い冬、一面の雪、リス、鹿。
どこをみてもイースターらしきものはない。
ところが、とうとう、辺りが暖かくなり春が来た。
そして、1匹のうさぎの足跡を見つける。
メスのうさぎに出会ったうさぎは元来た道を戻り、たくさんの子供が生まれる。
うさぎはイースターは場所ではなく、たくさんの命が生まれる春、時のことだと気づくのだった。
フクロウがイースターとイーストを関連付けて考えたせいで東へ東へ1年間の旅。
最初からうさぎの横や後ろにはねずみがいて、ずっとついてきて、うさぎがメスのうさぎと出会ったときにねずみも相手のねずみを見つける。
本筋に関係ないらしく、画家が勝手に付け加えただけらしいけれど、ねずみと友達になるかと思っていたのでならなくて残念。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015/03
- 感想投稿日 : 2015年3月31日
- 読了日 : 2015年3月31日
- 本棚登録日 : 2015年3月31日
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