白猫

  • ほるぷ出版 (2003年7月31日発売)
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感想 : 21
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王様が3人の息子に王位を譲ることにした。
1年後に老後の楽しみとして一番賢い犬を連れてきた息子に王位を譲るという。
長男は街へ行って犬をたくさん集めた。
次男は遠くの国へ行って曲芸の出来る犬を集めた。
三男は魔法の森へ行って、猫の城で1年を過ごしてしまい、約束の1年が来るころに犬のことを思い出す。
すると白猫の女王様が金の卵をくれた。
3人は王様のもとへ戻り、犬を拾うする。
三男が差し出した卵からは曲芸の出来る犬が出てきて王様はこの犬が一番賢いと考える。
だが、王位を譲るのが惜しくなった王様は今度は一番きれいな妻を迎えた息子に王位を譲ると言う。
長男は街の劇場できれいな女性を見つける。
次男は遠くの国できれいな女性を見つける。
三男はまた猫の城へ行き、楽しく1年を過ごしているうちにまた王様との約束を思い出す。
すると白猫の女王様は自分を連れてゆけと言う。
王様のもとへ戻ると三男が猫を連れてきたことでみんなが馬鹿にするが、三男はこの猫のことを愛しく思う、結婚するつもりだ、と言う。
すると白猫の女王は猫の皮を脱ぎ捨て、その下から美しい女性が現れた。
その女性は魔法で猫の姿に変えられていたが、三男の愛の力で本当の姿を取り戻せた、と。
こうして三男が王位を継ぎ、女王と末永く幸せに暮らしたのだった。


もともとある話をル・カインが再話したもので、もとの話は3つの試練があるらしい。

王様が王位が惜しくなった、というところが人間らしくて面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012/04
感想投稿日 : 2012年4月2日
読了日 : 2012年4月2日
本棚登録日 : 2012年4月2日

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