きんのたまごのほん

  • 童話館出版 (2004年7月1日発売)
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感想 : 53
3

小さな茶色いうさぎはひとりぼっちだった。
あるとき、金の卵を見つける。
中には何が入っているかな。
誰が出て来るのかなといろいろ想像する。
中で動いている様子はあるけれど、卵はなかなか割れない。
落としたり、石をぶつけてみるけれど、変化なし。
途中で温かい卵を抱いたまま寝てしまう小さいうさぎ。
すると、卵が割れて中からあひるが出てきた。
ずっとひとりぼっちだったあひるがやっとうさぎと出会えたのにうさぎはなかなか起きない。
乗っかったり、突いてみても動かない。
転がしてやっと起きる。
小さいうさぎは卵はどこへ行ったのか、あひるはどこからきたのか尋ねるけれど、あひるはそんなことどうでもいいじゃないと言う。
とにかくこれで2匹はもうひとりぼっちではなくなったのだった。

何が出て来るのか分かるまで楽しみ。
表紙や裏表紙にもあひるの絵は描かれていないので読むまで分らない。

あひるが自分がたまごから生まれたことをどうでもいい、と一蹴する場面が印象的だった。
結論こそ全てという感じ。
うさぎに話す日は来るのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014/11
感想投稿日 : 2014年11月25日
読了日 : 2014年11月25日
本棚登録日 : 2014年11月25日

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