シャーロック・ホームズの事件簿 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 光文社 (2007年10月11日発売)
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感想 : 43
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ホームズの最後の一冊(この全集は順番が色々入れ替わっているからどうなってるか分からないけど)。
ドイルにとってホームズは厄介な隣人だったのか、便利に使えるATMだったのか、そこらへんが気にならないとも言わないが、まぁ少なくともATMにはなっていた筈なので良かろう。

標準系に飽きたのかネタが尽きたのかは分からないが、色々やっていてそれが結構面白い。
あとがきにあったが、ある程度ドイル自身が書きたがったであろう『マザリンの宝石』や、ホームズが書いた体になっている『白面の兵士』などは読み応えがあった。
一方、『這う男』『ライオンのたてがみ』なんかは未知との遭遇パターンであり、はぁそうですか…、というオチになっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(海外)
感想投稿日 : 2015年5月6日
読了日 : 2015年5月1日
本棚登録日 : 2015年4月23日

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