ホームズの最後の一冊(この全集は順番が色々入れ替わっているからどうなってるか分からないけど)。
ドイルにとってホームズは厄介な隣人だったのか、便利に使えるATMだったのか、そこらへんが気にならないとも言わないが、まぁ少なくともATMにはなっていた筈なので良かろう。
標準系に飽きたのかネタが尽きたのかは分からないが、色々やっていてそれが結構面白い。
あとがきにあったが、ある程度ドイル自身が書きたがったであろう『マザリンの宝石』や、ホームズが書いた体になっている『白面の兵士』などは読み応えがあった。
一方、『這う男』『ライオンのたてがみ』なんかは未知との遭遇パターンであり、はぁそうですか…、というオチになっている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(海外)
- 感想投稿日 : 2015年5月6日
- 読了日 : 2015年5月1日
- 本棚登録日 : 2015年4月23日
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