夏目漱石の、エッセイみたいな本です。
漱石は、心配性で『こころ』みたいな本も書いていたり、自分の中で生きることについていろいろ考えるところもあったと思うのに、「生きてらっしゃい」と思い切りのよいことを言っていて、漱石の中にはいろいろ葛藤があったのだろうな、と思いました。
やっぱり、生きていてほしいな、という気持ちが、漱石の背中を押したのだと思います。
漱石は、ところどころに人間的な優しさとか悩みとかがあって、そこがいいところだと思います。全体的に。
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- 感想投稿日 : 2012年7月27日
- 読了日 : 2012年6月16日
- 本棚登録日 : 2012年6月16日
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