絶対に読め、というレベル。
三島由紀夫が抱えるのは空間なき(しかし天皇はある)時間。全共闘が目指すのは時間なき空間。
どちらも同じものを目指しているように見えるが、三島は時間を背負ってるがゆえに天皇を掲げ、全共闘はト・アペイロンを無意識のうちに押し出している。
だからずれる。
しかし、前半の討論と、後半の文章の落差が激しい。特に全共闘側は一部に中二病が現れている……。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2009年11月23日
- 読了日 : 2009年11月22日
- 本棚登録日 : 2009年11月22日
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