いざ志願! おひとりさま自衛隊 (文春文庫 お 62-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年2月8日発売)
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酔った勢いで資料請求し、30手前にして予備自衛官補になってしまった著者。そこから50日間の訓練を受け、予備自衛官になるまでの体験と、自衛隊への熱い想いが詰まっている。文章が軽妙でわかりやすいし、押し付けがましくないのが良い。一冊一気に読んでしまった。

宿舎での生活から実弾射撃まで、実際にどのような訓練が行われているのか知ることができる。自衛官や予備自衛官の心構えには頭が下がる思いがする。そして戦争に絶対反対だからこそ、過酷な訓練が必要だし、それが全く無駄になることを心から願っているという気持ちが伝わってくる。

文庫版では東日本大震災で初めて現実になった、予備自衛官招集についても触れられている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 軍事・戦史
感想投稿日 : 2015年8月5日
読了日 : 2015年8月5日
本棚登録日 : 2015年8月4日

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