ディアマイン 1 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (2000年8月1日発売)
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本棚登録 : 2080
感想 : 322
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家の借金の肩代わりで、急遽許婚の家で暮らすことになってしまった主人公、咲十子。
これだけ見ると、ありがちな少女漫画の設定なんですけどね…。
ところが、その許婚というのが若干10才で大手財閥の総帥を務める天才少年、風茉。
10才で社長?なんじゃそらと。

はい。これだけでもう、インパクト大ですよ。
今回の作品のキーパーソンは間違いなく、この風茉くんです。
風茉くんの健気な気持ちを、咲十子は逃げることなく受け止めます。
それは母性のようにも感じますし、また咲十子なりの愛情表現でもあるのでしょう。
10才で社長を務める風茉が生きる世界は、普通の小学生が見るような純真無垢なものではありません。
咲十子がいることで、風茉くんは癒されているのかなと思います。

二人の成長や少しずつ縮まる距離なんかが、なんていうか可愛いやら微笑ましいやらで。
本来、少女漫画ってこうであるべきじゃないのか、っていうくらいに純粋。
漫画を読んでキュンキュンしたい方にオススメです。
風茉くんカッコいい!10才だとは思えない精神力です(笑)

実はこの作品ドラマCDも発売されているのですが、なんと声優がまんまコナンに出ているあのお二人。
豪華過ぎます…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2012年1月26日
読了日 : 2012年1月25日
本棚登録日 : 2012年1月25日

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