レビュー by poppenjpさん
現代アメリカの貧困層に置かれた労働者の実態を、その歴史から追った力作ノンフィクション。本書で浮き彫りにされるのは、まさに大搾取される彼らの姿だ。法を曲げ、タイムカードを改竄するような企業がある一方、株主よりも従業員を優遇しようとする企業も取り上げていて興味深い。派遣社員が使い潰される実態は日本と同様だが、経営者たちが従業員の100倍、200倍、300倍の給与を得ているアメリカの実情は、さらに根が深い問題に思える。本書で改善案として提げられている国民皆保険制度は、オバマ政権下で成立しそうな情勢である。アメリカの労働者たちの生活はどうなるのか。決して日本にとっても他人事ではない。オススメの一冊。 登録日 : 2009年11月08日 21:21:44


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