犯人との交渉にあたる警視庁警部遠野麻衣子のシリーズ。今回は喫茶店に人質を取って立てこもった犯人の説得にあたる。立て篭もり犯は過去に一人娘を残虐な手段で殺害されていたことがわかり、犯人と警察との交渉が話の主体だ。しかし犯人は人が良いのか警察の言うことを比較的信じてしまい、いらいらさせられる。自分だったらもっと上手く立ち回ることが出来るのではないのかと、読者が思ってしまいそうだ。犯人と交渉人のやり取りや、前線本部と警視庁のやり取りなどを、もう少し緊迫感を盛り上げる必要が有るのではないかと感じた。
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- 感想投稿日 : 2015年1月16日
- 読了日 : 2010年7月28日
- 本棚登録日 : 2010年7月28日
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