64(ロクヨン) 上 (文春文庫 よ 18-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年2月6日発売)
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本棚登録 : 7429
感想 : 453
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読書時間 6時間(読書日数 20日)

ドラマにもなった原作本

警察の広報課として働く主人公が14年前に起きた誘拐事件の謎に迫るミステリー。

主人公自身も関わったその事件に、起きてはならないミスがあり、それを刑事部が揉み消しているという事実に行き着くが、警察庁と警視庁が、水面下で繰り広げられるやり取りに主人公が巻き込まれていく。

また、娘が急に家出をし行方不明となっている。それすらもダシとして使ってくる警務部長。14年前の事実隠蔽にもそういった手法が取られていて、それを明らかにしていこうとする。

自分の家族の問題、勤めている警察のもんだいが絡み合って物語が進んでいく。はじめのうちは、説明が多くてよむのが難しかったが、だんだん繋がっていくにつれ、この話の根幹が分かった。続きをよむのが楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年6月25日
読了日 : 2015年6月25日
本棚登録日 : 2015年6月25日

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