戦後の大衆文化を素材に、それが流行った背景にある人々の自由に対する心理を考察している。
しかし取り上げている素材が例えば英国パブリックスクール、『あしたのジョー』、『エヴァンゲリオン』などほとんどが男性文化である。
女性として馴染みのなかった文化なので、それを知ることは勉強にはなった。
確かに理解できる部分もあるけれども、それに一括りにされるのは、女性として違和感を持った。
最終章は「ボボズ」や「創造階級」といった、性別に関係なく読める内容で、いちばん関心を持てた。
「あとがき」では、最終章を書くにあたって特に学生に刺激を受けたことに謝意を表しているが、そこに挙げている名前は女性ばかりで、なるほどーと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2011年1月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年1月16日
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