最初に平沢氏の曲を聴いたのは、千年女優の主題歌「ロタティオン(LOTUS-2)」でした。
その時は「ああ、良い曲だ」としか思っていなかったのですが、妄想代理人の主題歌「夢の島思念公園」を聴いた時、あまりの衝撃に目の前が真っ白になりました。
テクノでありながら格式高いクラシックのようでもあり、ギリシャ神話のような整然とした幻想を抱かせる一方で、アジア神話的な混沌とした幻想も抱かせるという、混沌と秩序が入り乱れたような、一つのジャンルの枠には全く収まらない、いや、「平沢進」そのものが一つのジャンルであり、レーベルであるという確信を抱いてしまったほどの衝撃でした。
あれから少しずつ平沢氏のアルバムを増やしているのですが、彼の曲を聴くたびに麻薬を使用したような(実際に使用した経験はないのですが)トリップ感に襲われます。
このアルバムは、そんな平沢進の世界への入門書的アルバムです。
聴けば必ず、貴方の音楽に対する常識は粉々になるでしょう。
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2012年3月8日
- 読了日 : 2012年3月8日
- 本棚登録日 : 2012年3月8日
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