我が子を虐待死させた母親・水穂。
その裁判の補充裁判員に指名された主人公・里沙子。
水穂と自分自身をシンクロさせてしまい悩みぬく…。
あまりの息苦しさに、何度も途中でやめようかと…。
もちろん子供の問題だけではなく、
夫婦関係、親子関係のあり方もとてもリアルで…。
私自身も、母となれていたら、こうなってしまった可能性もあるわけで…。
ただ、産める喜びと痛み、育てる喜びと苦しみが、表裏一体なんだとしたら、
母親だけが感じることのできる、至福の瞬間もあるのでは…と思うのです。
まぁ、それを感じられる余裕すら、失っていたってことなんでしょうけれど…。
でも、貶め傷つけることで、自分の腕の中から出て行かないようにする。
それも愛情の一種だなんて、思いたくはないです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
か行
- 感想投稿日 : 2016年3月11日
- 読了日 : 2016年3月10日
- 本棚登録日 : 2016年3月6日
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コメント 4件
azu-azumyさんのコメント
2016/03/13
杜のうさこさんのコメント
2016/03/13
あいさんのコメント
2016/03/14
杜のうさこさんのコメント
2016/03/15