賃貸住宅のワケあり物件を浄化(ロンダリング)するために、
一定期間住むお仕事をしているりさ子。
そうすることで次の住人に、いわくつき物件の説明義務がなくなるらしい。
そんな空恐ろしいお仕事を、特に不安に思うこともなく
淡々とこなしているりさ子。
離婚されて一人になって、感情も失ってしまったのでしょうね。
深く人と関わることを避け、作り笑いを浮かべて…。
そんなりさ子が、
マイペースでずけずけ物を言う、大家の真鍋夫人、
定食屋「富士屋」の亮とかかわるようになり少しづつ自分を取り戻していく。
真鍋夫人、苦手なタイプではあるけれど、
こういうおせっかいも時には必要なのかも。(特に今の世の中)
そして「富士屋」の定食が、それはもう美味しそうで♪
亮に相談されて新メニュー作りをするくだりがとても好きです。
やっぱり人間は”きちんと食事すること”が基本なんですね。
根無し草のような日々から、立ち直ることができそうで良かったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月15日
- 読了日 : 2016年1月15日
- 本棚登録日 : 2016年1月14日
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コメント 2件
けいたんさんのコメント
2016/01/22
杜のうさこさんのコメント
2016/01/25