おれたちの故郷

著者 :
  • 集英社 (2014年6月26日発売)
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感想 : 34
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魴鮄舎がなくなるかもしれない!

突如持ち上がった閉鎖問題に陽介と卓也は…。
かたや仙台の有名進学校で首席を争う、陽介。
かたや日本の高校バレーボール界の期待の星、卓也。
そんなたくましく成長しつつある二人が、
自分の生活もおぼつかなくなるほど動揺する。

彼らには恵子おばさんがいてくれる魴鮄舎が、
故郷であり心のよりどころだったんですよね。

”故郷”って生まれ育った所ばかりではないのだと思います。

つらいとき思い浮かべる顔。
ふと帰りたくなる場所。
まわりがすべて敵のように思える時も、
きっと守ってくれると信じられる場所。

彼らにとってのそんな大切な場所が守られて、本当に良かった。

いつも清々しい気持ちにさせてくれる作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行
感想投稿日 : 2016年1月13日
読了日 : 2016年1月13日
本棚登録日 : 2016年1月7日

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