魴鮄舎がなくなるかもしれない!
突如持ち上がった閉鎖問題に陽介と卓也は…。
かたや仙台の有名進学校で首席を争う、陽介。
かたや日本の高校バレーボール界の期待の星、卓也。
そんなたくましく成長しつつある二人が、
自分の生活もおぼつかなくなるほど動揺する。
彼らには恵子おばさんがいてくれる魴鮄舎が、
故郷であり心のよりどころだったんですよね。
”故郷”って生まれ育った所ばかりではないのだと思います。
つらいとき思い浮かべる顔。
ふと帰りたくなる場所。
まわりがすべて敵のように思える時も、
きっと守ってくれると信じられる場所。
彼らにとってのそんな大切な場所が守られて、本当に良かった。
いつも清々しい気持ちにさせてくれる作品です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
さ行
- 感想投稿日 : 2016年1月13日
- 読了日 : 2016年1月13日
- 本棚登録日 : 2016年1月7日
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