私は洋楽に疎い。
ゆえに、江國さんが挙げる数々のCDやアーティストは、まったく聴いたことがないという有様だ。
名前だけはビートルズとホイットニー・ヒューストンだけは知ってるけど…、それだけ。(^^;)
それなのに、ものすごく楽しめてしまったこの作品。
会ったこともない他人の愛犬と、知らない音楽の話なのに。
それはもう、江國さんという作家の、人間の、魅力というしかない。
優雅な気分が味わえるのだ。
何だか、勝手に江國さんの部屋にあがりこみ、「まったり」したような感じ。
「掃除をさぼっているので、埃がいっぱい」だなんて書かれているが、どうしても私の頭の中に繰り広げられる江國さんのお家は、掃除が行き届いた、シンプルでキレイで緑が溢れたお部屋。
こんな時間の過ごし方、いいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2013年3月25日
- 読了日 : 2013年3月25日
- 本棚登録日 : 2013年3月25日
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