天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある

著者 :
  • 扶桑社 (2014年1月16日発売)
3.25
  • (34)
  • (98)
  • (167)
  • (43)
  • (17)
本棚登録 : 1414
感想 : 181
1

・「努力」というと抽象的なスポ根論に持っていかれがちで「努力」を技術として具体的なノウハウを書いているものがあまり出回っていない。東大主席で卒業した私の中には、幼い頃から積み重ねて努力する具体的なノウハウがたくさん蓄積されていると自信をもっていえる。努力を続けるための習慣、最後まで成し遂げるための方法論について具体的ノウハウをまとめたのがこの本。

・読書に手間と時間をかけないこと…多くの人が本を読むことに一生懸命になり過ぎ。そもそも一度読んだだけで理解しようとすることが誤り。反復・継続しなければ、人は学ぶことができない。読むことはとにかく回数をこなすことが鉄則。2時間かけて1度精読するのではなく、30分で4回ページをめくり続けたほうが頭に入る。一回ですべてを頭に入れようと思っても、そんなことは無理。負荷を徹底的に軽くすること。目標はとりあえず素通しで7回読んでしまう。

・努力の「8対2の法則」…今の実力で8割は解けて、解くのに努力を要するもの2割、これが黄金比。この法則を忘れずにいれば、自分の成功体験を積み重ねられる。

・努力をする際の理想像とは、自分の一歩先にある理想像。努力を完遂するために必要な理想像は、5年後でも10年後でもない、明日の自分。自分だけは、努力した自分自身を否定してはいけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年8月12日
読了日 : 2016年8月12日
本棚登録日 : 2016年8月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする