もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年8月26日発売)
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●逃げるな、他人に迷惑をかけるな、空気を読め。それgあ社会一般の常識なのかもしれない。でも僕はそうは思わないし、むしろその逆をいく。逃げ出すこともあるし、他人に迷惑をかけることもあるし、空気も読まない。
といっても、ただ逃げ出せ、会社を飛び出せ、起業しろと、煽りたいわけではない。こんな生き方もあるよ、もっと自分の可能性を信じてもいいんじゃないって、選択肢を用意したいだけ。

●今やっていることの先に何があるのかを一度考えてみる。3年後のために我慢をする必要はない。3年間同じことをするにしても、我慢をするのと、今できることを楽しむのとはスタンスが全然違う。我慢じゃなくても、今できること、3ヶ月後にできることを積み重ねていけば、3年後はおのずと変わってくるはず。

●自分の周りにある「大きなもの」を疑ってみる。そして、依存しない生き方を考える。依存するからいざというときに困ることになる。社会や組織という大きな価値基準よりも、自分単位の小さな価値基準を大事にしていこうよ。先行き不安定な時代だから、安定を求める。その気持ちもわかる。でも僕は、こんな時代だからこそ、安定よりも刺激を求めていく。

●仕事が多様化すればするほど、肩書きひとつで自分をあらわすことができなくなる。一つのわかりやすい肩書きがついている人より、肩書きに縛られない「意味不明」な人のほうが実は強かったりする。

●もし、あなたの中に自分の嫌いな部分やコンプレックスがあるとしたら、それは大きなチャンスだ。おおきければ 大きいほど、とてつもないエネルギーになる。

●逃げて、逃げて、心が向かうものに、没頭して、いつか見返せ。

●プレッシャーや責任に押しつぶされて心をすり減らし、動けなくなってしまうくらいなら、現状を嘆いて何もしないくらいなら、全速力で逃げてしまえ。逃げることは実は、自分のいきたい方向に進む第一歩だから。

●いきなり会社をやめる必要はない。会社に勤めることがやりたいことかもしれないし、やりたいことは会社にいながらできることかもしれない。組織に所属していることを強みに、やりたいことを実現してもいい。一人でやっていける力がついたら独立したっていい。

●ぼくらはもっと自由に働いてもいい。僕は今Livertyというチームを立ち上げて、とにかくスピード優先でビジネスを立ち上げていくという実験をしている。生活のための仕事は昼間にして、夜はとにかくものづくりをする。常時5個以上のプロジェクトが並行して走っている。もちろんみんな無給。その代わり、立ち上げたプロジェクトから得た利益や評価はみんなで分配する。海賊スタイルの組織と誰かが呼んだ。いろんな働き方が可能になり、いろんな生き方を選択できる。僕らは解放され、もっと自由に生きることができる。昼と夜、そうやっていろんな顔をもつことができれば、もっと自由に仕事ができるときがいつかくる。遠くない未来に。そう、僕らはもっと自由でいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年8月13日
読了日 : 2015年8月13日
本棚登録日 : 2015年8月13日

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