映画にもなっているけれど、まずイロン=ヴィークランドの絵がいい。絵だけ見ていると、日本人の感性に近いものがあるような気がしてくる(フィンランド生まれの人の名前も、どこか語感が日本人の名前に似ているのは気のせいか)。
けれども話を読んでみると(訳はムーミンシリーズで有名な山室静)、国籍うんぬんではなく、出身国がどこであろうが、子どもはどこにでも存在すると思わされた、いい意味で。それほど子どもの心理(その変わりやすさ、善悪が曖昧模糊としているところなど)をものすごくリアルに描いてあって驚いた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2013年4月22日
- 読了日 : 2013年4月22日
- 本棚登録日 : 2013年4月22日
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