「・・・つれて友人のいなくなったことが、存在に劣らぬ質感を帯びて迫り、思わず走りかけた喘ぎをゆっくりと出し抜く」
この部分を呼みながら鳥肌が立った。喘ぎをゆっくりと出し抜くというこの出色の表現に、生と死が同質のものであるということを暴きたてる危うさを感じずにはいられなかった。
読書状況:いま読んでる
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・詩
- 感想投稿日 : 2014年9月9日
- 本棚登録日 : 2014年9月9日
みんなの感想をみる