著者が書いているように自分も、星新一のショートショートには、ある時期ハマり、その後急に興味を失った。同じ経験をした人はきっと数多くいるだろうと思う。
そうした経験があるから余計に、星新一という実作者の立場から、本書を通じて産みの苦しみを追体験し、多くの発見があった。
子供がある時期、読書の通過儀礼のように読む本。それだけで星新一は十分幸せではないかと読み手からすれば思う。しかし実際はこれほど孤独に創作していたのかと思うと、デビュー作から順に、もう一度読み返したくなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エトセトラ
- 感想投稿日 : 2017年8月28日
- 読了日 : 2017年8月28日
- 本棚登録日 : 2017年8月21日
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